男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は21日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-4, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットで下し、大会初の決勝進出を果たした。試合途中に体調を崩していたズベレフは「気分が悪かった」と振り返った。
>>YouTube【清水 悠太】と対決 安定感抜群のストローク披露、インタビュー後編<<>>YouTube【清水 悠太】ラケバ公開、錦織 圭からの助言とは。インタビュー前編<<今月1日に幕を閉じた東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)で金メダルを獲得したズベレフはこの試合、ファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは4度のブレークに成功し、2時間41分の激闘を制した。これにより、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に続く「マスターズ1000」の優勝へ王手をかけた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでズベレフのコメントを掲載し、「最初のブレーク(4-2)の後、チャンスがあると思ったし、ラリーでは自分が勝っていると感じた。東京オリンピックで
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦したときのメンタリティが少し残っていた」と語った。
「彼(チチパス)とは素晴らしいライバル関係であり、そこには多くの感情がある。全米オープンが控えていることから、お互いに手の内を明かさないようにしていたが、この試合は違った。素晴らしい戦いだったし、ここ最近の試合はそんな感じだった」
また、ファイナルセットの途中で体調を崩したズベレフは「途中で胃腸の調子が悪くなった。ファイナルセットでブレークした時にコートの外に出た。ドクターから貰った薬で胃が少し落ち着き、気分も良くなった。アドレナリンが出ていたこともあってエネルギーが戻ってきた」と振り返った。
勝利したズベレフは決勝で第4シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは準決勝で第1シードの
D・メドベージェフを2-6, 6-3, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
一方、敗れたチチパスは大会初の決勝進出とはならなかった。
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