女子テニス協会のWTA公式サイトは17日、現在開催中のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)に第2シードとして出場する世界ランク2位の
大坂なおみの記者会見でのコメントを掲載。東京オリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)を終えてから初の公式戦の舞台に臨む大坂の思いが語られた。
>>大坂ら シンシナティ対戦表<<>>大坂 なおみ 初戦1ポイント速報<<大坂は7月末に行われた東京オリンピックに第2シードとして参加したものの、3回戦で
M・ボンドロウソワ(チェコ)にストレート負けを喫し敗退。今大会は約3週間ぶりの公式戦となり、初戦の2回戦では世界ランク24位の
C・ガウフ(アメリカ)と同75位の
シェ・シュウェイ(台湾)のどちらかと対戦する。
「東京から帰ってきて、3日間の休みをとり、すぐに練習を再開した。東京では良いプレーができたと思っていたけど、いくつかの判断がうまくいかなかった。その感覚を取り戻したかった。だからこそ、この大会でどれだけ自分の力を発揮できるか、そしてそこからニューヨーク(全米オープン)へとつなげていきたいと思う」
また、大坂は父親の祖国であるハイチで発生した大地震の支援のために今大会で得た賞金を寄付すると公表している。
「もちろん、ハイチのために自分の賞金を支援団体に渡すというモチベーションのためにもこのトーナメントで優勝したいと思っている。でも、たまたま自分のドローを見たからわかるけど、それがどれだけ難しいかはわかっているし、ここにいる選手たちがどれだけタフかもわかっている。対戦相手が誰になるかもわからないから、毎日一生懸命練習して、自分がどのようなプレーができるかを見極めたいと思う」
続けて東京オリンピックで開会式の最終聖火点灯者になったことについても感想と思いを語った。
「東京の舞台はその前のリオに出れなかったこともあって、8年待った場所だった。この数年は毎年東京オリンピックのことを聞かれていたと思う。1回戦で負けなかったことはそれだけでもうれしいこと。このような状況の中で開催された大会でも、経験をすることができて本当に良かったと思う。トーチに火をつけたりするのも、私にとっては楽しかった。絶対に大きな思い出になると思っている」
「聖火は、私が最も誇れる瞬間。この時、私のおじいちゃんはテレビに向かって叫んでいたはず。前日の夜にリハーサルをしたけど、とても極秘なトップシークレットだった。間違いなく私の心の中に残ること」
最後に大坂は、5月のBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)以来 約3カ月ぶりとなる記者会見を行ったことについて自身の見解を述べた。
「記者会見に関しては、私はかなりオープン。私の人生はずっとそうであったような気がする。でも、あまりよく知らない人からとてもデリケートな質問をされることもあるし、特に敗戦後はその傾向が強くなる。例えば以前にも聞かれたことのある質問もある。皆さん(記者)のなかには前回の会見に出席していない人もいるかもしれないけど、昔の記録を読んでみてほしい。私は記者会見のプロではないけど、もう少し経験を積んでいきたい」
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