テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク118位の
A・マレー(イギリス)が同151位の
O・オッテ(ドイツ)(ドイツ)を6-3,4-6,4-6,6-4,6-2のフルセットで破り、2017年以来4年ぶり13度目の3回戦進出を果たした。
>>錦織らウィンブルドン対戦表<<>>錦織vsトンプソン 1ポイント速報<<新型コロナウイルスの感染拡大のため2019年以来2年ぶりの開催となるウィンブルドン。2013・2016年の同大会を制している元世界ランク1位のマレーはこの日、予選から勝ち上がったオッテに対し安定したストロークを披露し、第5ゲームでブレークに成功する。その後もスライスやドロップショットを駆使し主導権を握ると、オッテにブレークバックを許すことなく第1セットを先取した。
第2セット、マレーは第4ゲームで先にブレークするも直後の第5ゲームでこの日初めてブレークされる展開に。第7ゲームでは積極的にネットへ出るオッテに攻め込まれ、1ポイントもキープできずにブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれた。
疲れのみえるマレーは第3セット、第7ゲームでブレークを許すとブレークチャンスを握ることができずに落とし、セットカウント1-2と逆転され崖っぷちに追い込まれる。
第4セット、マレーは第2ゲームで転倒し右股関節を抑え苦悶の表情を浮かべるも、その後もプレーを継続。ゲームカウント2-2となった時点で開閉式の屋根を閉じ照明を点けるため約10分間の中断を挟んだ。再開後、第6ゲームでブレークを奪ったマレーだったが、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックを許す。それでも第10ゲームではボレーを決めるなど先行すると、最後はバックハンドウィナーを放ちセットカウント2-2に追いつく。
ファイナルセット、地元の声援を背に受け戦うマレーはドロップショットを決め第2ゲームで先にブレーク。第4ゲームでは再び転倒し左ひざを痛めるも、プレーを続け、その後もブレークバックを許すことなく3時間50分の死闘を制した。
3回戦では第10シードの
D・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは2回戦で世界ランク70位の
P・アンドゥハル(スペイン)と顔を合わせる予定だったが、アンドゥハルが試合前に棄権したため、3回戦に駒を進めている。
一方、敗れたオッテは今大会がウィンブルドン初出場だったが、2回戦を突破することはできなかった。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が3回戦進出を決めている。
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