テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第9シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)を6-3, 6-2, 6-7 (5-7), 7-5で下し、3年連続11度目のベスト4進出を果たした。会見では、第3シードの
R・ナダル(スペイン)との準決勝について「最大の挑戦。勝てると信じている」と語った。
>>ジョコvsナダル 1ポイント速報<<>>チチパスvsズべレフ 1ポイント速報<<2016年以来5年ぶり2度目の全仏オープン制覇を狙うジョコビッチは、この日、第3セットを接戦の末に落とすも、第4セットに入ると再び集中力を高めて第11・第12ゲームを連取。試合を通してベレッティーニに1度もブレークを許さず、3時間28分の熱戦を制した。
勝利が決まった瞬間、雄叫びをあげたジョコビッチは「多くの緊張があった。僕は試合を通して緊張しているような感じだった。第3セットの後半でチャンスを逃した。ベレッティーニには、コントロールさせるチャンスを与えたくなかった。だからこそ、僕のサービスゲームでは常にストレスがかかっていた」と振り返った。
準決勝で顔を合わせる両者は58度目の激突で、ジョコビッチの29勝28敗。直近は今年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)決勝で、その時はナダルにフルセットで敗れている。
ジョコビッチは「全仏オープンでナダルに勝ったのは僕だけではない。
R・ソダーリン(スウェーデン)もだ。このコートで彼(ナダル)に勝ったことがある選手は本当に少ない。今回の対戦は予想されていた準決勝の組み合わせで、多くの人がこうなると話していた。去年もこのコートで顔を合わせ、彼は僕を圧倒した。去年の決勝とは異なるはずだし、あの時より高いレベルのパフォーマンスができることを願っている」と準決勝へ向けて意気込んだ。
「自信もある。そうでなければここまでこれていない。いい勝負をしたい。彼(ナダル)との対戦は他の試合と違う。彼とコートに入る時も普段と違う雰囲気になる。僕らのライバル関係は、このスポーツで歴史的なものになっていると感じる。彼とたくさん戦えていることを誇りに思っている。ナダルと
R・フェデラー(スイス)のライバル関係は僕を選手として強くしてくれた」
「キャリアで最大のライバルと言われると、おそらくナダルと答えるだろう。ナダルとの試合に向けて切り替えられていない。たぶん、みんなは数日前からこの対戦について話していたかもしれないけど、僕は準々決勝に集中していた」
もう一方の準決勝では、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)と第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が決勝進出をかけて顔を合わせる。
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