男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は19日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク39位の
錦織圭が同50位の
G・ペラ(アルゼンチン)を4-6,7-6 (7-4),6-2の逆転で破って今季クレー初戦を白星で飾るとともに、初戦突破を果たした。
>>錦織らバルセロナOP対戦表<<>>錦織vsガリン 1ポイント速報<<先月行われたマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)以来 約1カ月ぶりの公式戦となった錦織。この日の序盤は互いにサービスゲームのキープが続くも、第5ゲームではストロークを左右に振られピンチを招き、最後はフォアハンドがネットにかかり初のブレークを許す。
その後もファーストサービスが入ったときに65パーセントの確率でポイントを獲得された錦織は、サウスポーのペラからブレークすることができないまま第1セットを落とした。
第2セットに入ってもペラの強烈なストロークに苦戦し、ミスを連発した錦織は第5ゲームで先にブレークを奪われる。第8ゲームではダブルフォルトを犯すペラを攻め立てこの試合初のブレークに成功するも、第11ゲームでこの日3度目となるブレークを許す。土壇場の第12ゲームでブレークバックしタイブレークへ突入。これを取り切り試合はファイナルセットへもつれ込んだ。
ファイナルセット、錦織は第2セットの勢いそのままに第1ゲームでブレークしこの試合で初めてリードを奪う。その後は主導権を握った錦織が、バックハンドのパッシング・ショットを決めるなど4ゲームを連取。初対戦となった30歳のペラに1度ブレークを許したものの初戦突破を決めた。
2回戦では第13シードの
C・ガリン(チリ)と激突する。シード勢は1回戦免除のため、ガリンは2回戦からの登場。両者は2度目の対戦で錦織の0勝1敗。唯一の顔合わせは昨年9月のハンブルグ・ヨーロピアン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッド クレー、ATP500)1回戦で、そのときはガリンにストレート負けを喫した。
同日には世界ランク51位の
J・シャルディ(フランス)、同80位の
P・アンドゥハル(スペイン)らが初戦突破を果たした。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていたため、今年が2年ぶりの開催となった同大会。錦織は2019年に行われた前回大会で
T・フリッツ(アメリカ)や
F・オジェ アリアシム(カナダ)、
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を破りベスト4に進出していた。
今大会の第1シードは
R・ナダル(スペイン)、第2シードは
S・チチパス(ギリシャ)、第3シードは
A・ルブレフ、第4シードは
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第5シードは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第6シードはP・カレノ=ブスタ、第7シードは
D・シャポバロフ(カナダ)、第8シードは
D・ゴファン(ベルギー)。2019年大会の王者である
D・ティーム(オーストリア)は欠場している。
一方、敗れたペラは前回大会で8強入りを果たしていたものの、今年は初戦で姿を消すこととなった。
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