チチパス 圧勝で2年ぶり初戦突破

チチパス圧勝で2年ぶり初戦突破

初戦突破を果たしたチチパス

画像提供：ゲッティイメージズ

テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は３１日、男子シングルス１回戦が行われ、第４シードのＳ・チチパス（ギリシャ）が世界ランク４１位のＡ・ラモス=ヴィノラス（スペイン）を6-2, 6-1, 6-1のストレートで破り、２０１８年以来２年ぶり２度目の初戦突破を果たした。

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２２歳のチチパスはこの日、１３本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに９０パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどラモス=ヴィノラスを圧倒。ブレークチャンスを１度も与えることなく１時間３８分で勝利した。

チチパスは試合後の会見で「自分が何をしたいのか、どこでプレッシャーをかけるのかはっきりしていた。ボールの深さも良かったと思う」と語った。

また、今大会は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客で開催。そんななかでマスクを着用しながら選手のサポートを行うボールキッズに言及した。

「テニスはとてもいらいらするし、神経をすり減らす。冷静さを保つのは簡単ではないんだ。でも同時に、もっと親密になって、もっと敬意を示して、人としての価値観を相手に向けて示さなければならないという人間的な面も持っていなければならない。ボールキッズたちは、ボールやタオルを提供してくれて、仕事を楽にしてくれていて、とても尊敬している。炎天下で多くのことをこなさなければならず、同時にマルチタスクをこなさなければならないのは、実は最も困難な仕事の１つだ。僕も若い頃にやっていたけど、とても混乱していたよ」

チチパスは全米オープン初の３回戦進出をかけて、２回戦で世界ランク１６８位のＭ・クレッシー（アメリカ）と対戦する。クレッシーは１回戦で同１２３位のＪ・コバリク（スロバキア）を下しての勝ち上がり。

同日には第５シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）、第１２シードのＤ・シャポバロフ（カナダ）らが初戦突破を決めた。

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