男子テニスのNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は14日、グループ・ビヨン・ボルグの予選ラウンドロビン第3戦が行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 6-3のストレートで破り、16度目の決勝トーナメント進出を決めた。
>>ATP最終戦の組み合わせ表<<この日、フェデラーは第3ゲームでブレークに成功するとリードを守り、セットポイントではサービスエースを決めて第1セットを先取。第2セットに入ってもジョコビッチから主導権を握って1時間13分で勝利をおさめ、今年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)決勝の雪辱を果たした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフェデラーのコメントが掲載されている。
2015年のATPファイナルズ予選ラウンドロビン以来4年ぶりにジョコビッチを下したフェデラーは「この数年間で彼(ジョコビッチ)を倒せていなかったことも知らなかった。2018年のパリや(2019年の)ウィンブルドンでは接戦だったから、そんな風には感じていなかった」と語った。
「正直なところ、チャンスがくると感じていた。今日のテニスのレベルには満足しているし、ノヴァークを倒すことはいつも特別。あんなこと(ウィンブルドン決勝の敗戦)があると余計にそう感じる。あの敗戦から取りつかれた幽霊のようなものを払拭しなければと感じていたわけではない。すぐ次へ進めたと感じている」
「このような試合へ向けて多くのことがある。長い間チームと話をした。おそらく1時間15分以上、いろんな起こりうる可能性について話し合った」
「『ベースラインから、いいリズムでプレーできている』と出だしから感じていたし、サービスもよかった。全てが自分にとってうまくいった。今夜は戦術が明確だった。予期していたことができたし、最後は最高の気分だった」
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ・アンドレ・アガシ】(1)
R・ナダル(スペイン) 1勝1敗
(4)D・メドヴェデフ 0勝2敗
(6)
S・チチパス(ギリシャ) 2勝0敗
(7)
A・ズベレフ(ドイツ) 1勝1敗
【グループ・ビヨン・ボルグ】(2)N・ジョコビッチ 1勝2敗
(3)R・フェデラー 2勝1敗
(5)
D・ティーム(オーストリア) 2勝1敗
(8)
M・ベレッティーニ(イタリア) 1勝2敗
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