男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ（フランス/パリ、室内ハード、ATP1000）は２日、シングルス準決勝が行われ、第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が世界ランク２７位のＧ・ディミトロフ（ブルガリア）を7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り、２０１５年以来４年ぶり５度目の優勝に王手をかけた。

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この試合、ジョコビッチは５本のサービスエースを決めるなど、ファーストサービスが入ったときに８５パーセントの高い確率でポイントを獲得。過去８勝１敗と勝ち越しているディミトロフに１度もブレークチャンスを与えることなく、１時間３８分で勝利した。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載された。

「パリで５度目のトロフィーを勝ち取ることは、毎日のモチベーションになっている。フランスではテニスの文化が浸透していて気分が良いんだ。観客から大きなサポートを受けている。やる気がとても上がる。また元気になって決勝では最高のテニスを見せるつもりだ」

決勝では世界ランク２８位で２０歳のＤ・シャポバロフ（カナダ）と対戦する。シャポバロフは第２シードのＲ・ナダル（スペイン）が腹筋の負傷で棄権したため、「ATPマスターズ1000」初の決勝進出を決めた。

「デニス（シャポバロフ）はミスを減らしてきている。特に今年はその数をさらに減らしている。モンフィスとの準々決勝はとても印象的なパフォーマンスだった。決勝を楽しみにしている。僕も力を最大限出せるよう願っている」

両者は４度目の対戦でジョコビッチの３連勝中。決勝戦は日本時間３日の２３時（現地３日の１５時）以降に開始予定となっている。

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