男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク71位の
M・ククシュキン(カザフスタン)を6-4, 6-3のストレートで下して今季3度目のツアー決勝進出を果たし、約2年8カ月ぶりの優勝へ王手をかけた。
>>錦織らウィーン対戦表<<>>錦織 決勝1ポイント速報<<錦織は予選から勝ち上がってきたククシュキンの強打に苦しむも、左右に揺さ振るストローク戦を展開。サービスキープが続く緊張感の中、第10ゲームでは2本目のセットポイントでフォアハンドのウィナーを決めてブレークし、第1セットを先取。
第2セットは第1ゲームでククシュキンにブレークポイントを握られたが、バックハンドのスライスでミスを誘い出してピンチを切り抜ける。続く第2ゲームではリターンエースを決めてブレークに成功。
その後も攻撃の手を緩めない錦織はリードを守り、試合を通してファーストサービスが入った時に70パーセント以上の確率でポイントを獲得。1度もブレークを許さずにストレート勝ちした。
決勝では、第2シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と世界ランク30位の
F・ベルダスコ(スペイン)の勝者と対戦する。
錦織が最後にツアー優勝を飾ったのは2016年2月のメンフィス・オープン(アメリカ/ニューヨーク、室内ハード、ATP250)。今年はモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)と楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、室内ハード、ATP500)で決勝へ進出している。
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