女子テニス最終戦のBNPパリバ WTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、室内ハード)は22日、レッド・グループの予選ラウンドロビンが行われ、第3シードの
大坂なおみは第5シードの
S・スティーブンス(アメリカ)に5-7, 6-4, 1-6のフルセットで敗れ、惜しくも初戦は黒星となった。
>>大坂らファイナルズ組み合わせ表<<序盤から両者互角の打ち合いを披露する中、ミスを重ねた大坂はラケットを叩き苛立ちを見せた。そして、今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝を飾ったスティーブンスに第11・第12ゲームを連取され、第1セットを落とす。
第2セットも前後左右に揺さ振ってくるスティーブンスに苦戦も、バックハンドのアングルショットを決めるなどで場内を沸かせた大坂が先にブレークに成功し、ゲームカウント5-2とリード。第9ゲームではチャンスボールをミスして精彩を欠いたが、第10ゲームで再びブレークし、セットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセットは序盤からクレバーなテニスのスティーブンスに主導権を握られると失速。3度のブレークを許し、2時間を超える激闘の末に敗戦を喫した。
今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で日本人初の四大大会初優勝を飾った21歳の大坂は、日本女子3人目のWTAファイナルズ出場を果たしている。
今大会は大坂、スティーブンス、第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)、第8シードの
K・ベルテンス(オランダ)。もう一方のホワイト・グループは第2シードの
C・ウォズニアッキ(デンマーク)、第4シードの
P・クヴィトバ(チェコ)、第6シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)、第7シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)となっている。
WTAファイナルズ・シンガポールは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【レッド・グループ】A・ケルバー
大坂なおみ
S・スティーブンス
K・ベルテンス
【ホワイト・グループ】C・ウォズニアッキ
Ka・プリスコバ
P・クヴィトバ
E・スイトリナ
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