男子テニスの深セン・オープン(中国/深セン、ハード、ATP250)は30日、シングルス決勝が行われ、世界ランク171位の
西岡良仁が同67位の
PH・エルベール(フランス)を7-5, 2-6, 6-4のフルセットで破り、ツアー初優勝を果たした。日本男子では
松岡修造、
錦織圭、
杉田祐一、
ダニエル太郎に次ぐ史上5人目の快挙を成し遂げた。
>>錦織vs杉田 1ポイント速報<<>>錦織ら楽天OP対戦表<<現在23歳の西岡は、昨年3月に世界ランキングで58位へ上り詰めたが、膝の負傷でツアーを離脱を余儀なくされた。休養中をポジティブに捉えた西岡はSNSやYouTubeで自身の活動を発信、さらにジュニアの大会やイベントなどがあれば自ら足を運んだ。
そして2017年末のATPチャレンジャーで復帰すると、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では復帰後の公式戦で初勝利をあげた。
今大会は予選から出場し、本戦2回戦で第6シードの
D・シャポバロフ(カナダ)にマッチポイントを握られる崖っぷちから勝利を手にすると、準決勝では今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で苦杯を喫した第5シードの
F・ベルダスコ(スペイン)を死闘の末に下した。
迎えた決勝戦、西岡は第1セットを先取し、第2セットも先にブレークする好スタートを切った。しかし、セットカウント1-1に追いつかれると、エルベールに流れが傾き始める。
鍵となったのは第2ゲームだった。ブレークポイントを握られるも踏ん張ってサービスキープに成功した西岡は息を吹き返し、第5ゲームでブレークする。第9ゲームはマッチポイントを逃したが、続く第10ゲームでは最後エルベールのボールがネットにかかり、2時間20分で勝利。復帰後、約10カ月で悲願のツアー初制覇を成し遂げた。
Tennis TVのツイッターには「僕の名前を覚えてください。錦織ではなく、西岡です」とジョークを飛ばす西岡の優勝スピーチの模様が掲載されている。
10月1日に開幕する楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、ハード、ATP500)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する西岡は、初戦で
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。
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