テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会最終日の9日、男子シングルス決勝が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を6-3, 7-6 (7-4), 6-3のストレートで破り、2015年以来3年ぶり3度目の優勝を果たした。さらに
P・サンプラス(アメリカ)に並ぶ歴代3位タイの四大大会14勝目をあげた。
>>全米OP対戦表<<>>全米OP対戦表<<決勝戦、第1セットの序盤からジョコビッチがデル=ポトロの強打を振り切り、第8ゲームでは深いリターンからラリー戦で主導権を握ってブレークに成功。続く第9ゲームをサービスキープし、このセットを先取する。
第2セットは流れがデル=ポトロに傾きかける中、ジョコビッチは強打を封じようとバックハンド側へボールを集めると勢いを引き寄せ、20分以上続いた第8ゲームではサービスキープに成功。そして、ミスを誘い出したジョコビッチがタイブレークを制し、2セットアップとする。
第3セットに入るとギアを上げるジョコビッチが驚異の鉄壁守備を発揮。2度ブレークするとリードを守り、7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に続き今季四大大会2勝目をあげた。
31歳のジョコビッチは、前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成している。
一方、敗れた29歳のデル=ポトロは2009年以来9年ぶり2度目の優勝とはならなかった。
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