テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会2日目の28日、男子シングルス1回戦が行われ、第21シードの
錦織圭が世界ランク50位の
M・マーテラー(ドイツ)を6-2, 6-2, 6-3のストレートで破り、2016年以来2年ぶり6度目の初戦突破を果たした。
>>錦織ら全米OP対戦表<<>>錦織vsモンフィス 1ポイント速報<<>>大坂ら全米OP対戦表<<2年ぶりに全米オープンの舞台に登場した錦織はこの日スタートから絶好調で、ストローク戦では終始マーテラーから主導権を握り、1時間42分で勝利を手にした。
試合後の会見では「リターンが冴えていた。セカンド(サービス)は攻めて、自分の攻撃のパターンにもっていけた」と手応えを得ていた。
また、サービスゲームでは1度もブレークチャンスを与えなかったが「サーブはブレがあったので、明日修正していきたい」と振り返った。
日本人男子で23年ぶりとなる8強入りの快挙を成し遂げた7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)後、錦織は北米のハードコート・シーズンでリードする展開から逆転負けを喫していたが「そこは教訓として、リードしても攻撃の手を緩めなかったり、自信を持って臨むことだったり」と苦い敗戦から改善策を見出していた。
「久しぶりに試合の中で感覚が戻ってきたので、振り切って打てていたと思います。始めからやりたいプレーはできていたので、思い切ってできたと思います。いい試合が続けば、より自信はつくだろうし」
世界ランク39位の
G・モンフィス(フランス)との2回戦については「今日の試合を自信にして、次に臨みたいです」と意気込んだ。
元世界ランク6位のモンフィスは1回戦で
F・バグニス(アルゼンチン)を下しての勝ち上がり。
上位シード勢が勝ち進むと、錦織は3回戦で第13シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、4回戦で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する組み合わせ。
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