テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、男子シングルス準々決勝が行われ、第24シードの
錦織圭は第12シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 6-3, 2-6, 2-6で敗れ、惜しくも初のベスト4進出とはならなかった。もしジョコビッチに勝利していた場合、日本人男子では1933年の
佐藤次郎以来85年ぶりの4強入りだった。
>>ウィンブルドン対戦表<<センターコートで行われたこの試合、序盤から両者激しいラリー戦の中、錦織はミスを重ねて第4ゲームでブレークを許すも、続く第5ゲームでは最後ジョコビッチのダブルフォルトでブレークバック。しかし、ウィンブルドンを3度制している元世界ランク1位のジョコビッチの安定したストロークに屈し、第1セットを落とす。
第2セットは錦織が得意のドロップショットをネットにかけるなど序盤から波に乗りきれなかったが、第4ゲームでジョコビッチからミスを誘い出して先にブレークに成功する。その後もバックハンドのウィナーを決めるなどでセットカウント1-1に追いつく。
第3セットは一進一退の攻防から集中力を切らさなかった錦織が第5ゲームで0-40とブレークチャンスを握る。しかし、ジョコビッチにポイントを連取されてチャンスを逃すと、第6ゲームではボレーをミスするなどで先にブレークされ、セットカウント1-2と崖っぷちに立つ。
第4セットは第1ゲームでジョコビッチのサービスゲームを破る好スタートをったが、そこから4ゲームを連取されると主導権を握られ、この日でジョコビッチに13連敗となった。
錦織は4回戦で元世界ランク10位の
E・ガルビス(ラトビア)を逆転で破り、1995年の
松岡修造以来23年ぶりに日本人男子8強入りの快挙を成し遂げていた。
一方、勝利したジョコビッチは準決勝で、第2シードの
R・ナダル(スペイン)と第5シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
【錦織vsジョコビッチ 過去の対戦一覧】<2018年>
ウィンブルドン準々決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 3-6, 6-2, 6-2 錦織圭
BNLイタリア国際準々決勝 N・ジョコビッチ 2-6, 6-1, 6-3 錦織圭
ムチュア・マドリッド・オープン1回戦 N・ジョコビッチ 7-5, 6-4 錦織圭
<2017年>
ムチュア・マドリッド・オープン準々決勝 N・ジョコビッチ - 錦織圭 棄権
<2016年>
ATPツアー・ファイナル準決勝 N・ジョコビッチ 6-1, 6-1 錦織圭
ロジャーズ・カップ決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 7-5 錦織圭
BNLイタリア国際準決勝 N・ジョコビッチ 2-6, 6-4, 7-6 (7-5) 錦織圭
ムチュア・マドリッド・オープン準決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 7-6 (7-4) 錦織圭
マイアミ・オープン決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 6-3 錦織圭
全豪オープン準々決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 6-2, 6-4 錦織圭
<2015年>
ATPツアー・ファイナル予選 N・ジョコビッチ 6-1, 6-1 錦織圭
BNLイタリア国際準決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 3-6, 6-1 錦織圭
<2014年>
ATPツアー・ファイナル準決勝 N・ジョコビッチ 6-1, 3-6, 6-0 錦織圭
パリ・マスターズ準決勝 N・ジョコビッチ 6-2, 6-3 錦織圭
全米オープン準決勝 錦織圭 6-4, 1-6, 7-6 (7-4), 6-3 N・ジョコビッチ
マイアミ・オープン準決勝 N・ジョコビッチ - 錦織圭 棄権
<2011年>
スイス・インドア準決勝 錦織圭 2-6, 7-6 (7-4), 6-0 N・ジョコビッチ
<2010年>
全仏オープン2回戦 N・ジョコビッチ 6-1, 6-4, 6-4 錦織圭
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【配信予定】
2018年7月2日(月)~7月15日(日)
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