7月2日に開幕したテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に出場予定である男子シングルス世界ランク69位の
杉田祐一にWOWOWが独占インタビューを行った。
杉田はこれまでウィンブルドン本戦に3度出場しており、最高成績は昨年記録した2回戦進出。芝のトーナメントでは、昨年のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で自身初のツアー優勝を果たした。
Q:クレーでは苦しい試合もありましたが、芝に入って気持ちも違いますか?
「自分が一番得意としているサーフェスです。精神的には入りはあまりよくなかったのですが、徐々に勝利を重ねるごとに自信も出てきましたし、いいプレーも出てきたので、思い切って芝の最後のトーナメントであるウィンブルドンを頑張りたいなと思っています」
Q:クレーの大会で連敗中のときの心境は?
「いい気分ではもちろんありませんが、自分の中で考えられる時期でもあったと思うので、非常に大きなターニングポイントというか、いいシーズンだったとは思っています。1シーズンをずっといいプレーを継続するというのはできないと思うので、その中で自分をどうやって盛り上げていくかというのが戦い。しっかり自分のテニスを見つめ直す場面ではあったと思います。」
「本当に自分の弱さというのが出た時期だったと思うので、そこは素直に受け止めなければいけないことですし、忘れてはいけないこと。この芝シーズンでも、しっかりと自分らしさというのをもう一度考え直せたらと思ってプレーしています」
Q:高く弾むクレーよりも、低い芝の方がやりやすいとは?
「一つは動きです。クレーコートより芝の方が動きやすいというのはもちろんあるので、そこはポイントになってくると思います。もちろん高い打点の処理が減りますし、自分のフラットの弾道が生きるというのもあるのですが、一番はフットワークが自分としては相手よりも優れた部分かなと思うので、そこは大きなポイントです」
Q:一般的には芝のフットワークの方が苦手だという人が多いと思うのですが?
「かなり具体的な部分になりますが、僕は内転筋を使いやすい動き。クレーだとスライドしながら外に外にという逃げ方が多いのです。僕のフットワークの場合、内側、内側に力を入れるような形で、芝の場合はその動きが特に際立つというか、使いやすい部分なので、ほかの人より素早く動けるというのはそのあたりにあるのかなと思います」
Q:1回戦の相手が
B・クラーン(アメリカ)で、2014年のブリスベン予選で戦って勝っている相手ですがどんな選手ですか?
「左利きのサーブからフォアハンドが非常に強力なイメージがあります。ここ最近ずっと対戦していませんし、お互いゼロからの勝負になると思うので、まずは自分のテニスをしてペースをつかみたいと思っています」
Q:ウィンブルドンへの意気込みをお願いします。
「本当にいつも新しい刺激を受けるトーナメント。初めてグランドスラムを突破したのもここですし、本当に思い出深い大会なので、今シーズンはクレーコートでよくなかった分、ここで切り替えてスタートとなるような大会になればいいなと思っています。好きな大会なのでベストを尽くしたいと思います」
杉田とクラーンの対戦はコート16の第2試合に組まれた。同コートの第1試合は日本時間3日の19時30分(現地3日の11時30分)に開始予定。
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【配信予定】
2018年7月2日(月)~7月15日(日)
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