男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は1日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第14シードの
J・イズナー(アメリカ)に7-6 (7-4), 4-6, 4-6の逆転で敗れ、昨年のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)以来「ATPマスターズ1000」3勝目、今季初のタイトル獲得とはならなかった。
男子プロテニス協会のATPの公式サイトには、試合後のズベレフのコメントが掲載されている。
20歳のズベレフは、32歳のイズナーとのプロデビュー前の思い出を語った。
「初めて練習したのは僕が15歳の時だったと思う、オフシーズン最後の日だった。彼(イズナー)はオーストラリアに行って僕に負けたんだ。彼(イズナー)が落ち込んでいたことを覚えてる。でも彼は素晴らしい人だよ」
「イズナーはいつも若い選手たちを応援していた。僕は嬉しいよ、負けて嬉しいことは決してない。けど、イズナーが初めてのマスターズを優勝したなら嬉しいよ」
マイアミ・オープンは今回の開催を最後に、32年間開催されてきたクランドン・パークからハード・ロック・スタジアムに会場を移転する。
「ここで優勝することは一生ないね」と世界ランク4位のズベレフは冗談を言った。
「クランドン・パークは素晴らしい場所だ、歴史的な場所だ。新しい場所への移転は素晴らしいことになると思う。スタジアムは素晴らしく、観客にとって素晴らしくなると思う。選手にとっても、もっともっと良くなるだろう。それでも僕たちは、この場所を忘れないだろう」
第1セットを先取したズベレフは第2・ファイナルセットの終盤でイズナーにブレークを許し、2時間29分で敗れた。
「ベースラインからのプレーが悪かった。ジョン(イズナー)は簡単な相手ではない。もしブレークされれば、そのセットを取れないというプレッシャーを常に感じるから」
「イズナーは、素晴らしいプレーだった。ベースラインからいいプレーをして、いいリターンを返してきた。彼のサーブについて語る必要はないね」と締めくくった。
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