男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2018(日本/神奈川県、ハード、ATPチャレンジャー)は4日、シングルス決勝が行われ、世界ランク290位の
内山靖崇が第7シードの
伊藤竜馬を2-6, 6-3, 6-4の逆転で下して大会初優勝を飾り、昨年の島津全日本室内テニス選手権大会(日本/京都、室内カーペット、ATPチャレンジャー)以来となるATPチャレンジャー2勝目をあげた。
強風が吹く中の対戦となったこの試合、第1セットを落とし、第2セットも序盤でリードを許した内山だったが、ここから粘り強いストロークでポイントを重ねてセットカウント1-1に。
ファイナルセットも一進一退の攻防が続くも、1ブレークを守り切った内山が2時間で勝利。優勝が決まった瞬間、内山は両手を突き上げて喜びを爆発させた。
試合後の表彰式で内山は、対戦相手の伊藤へ「いつも練習していただき、まだ自分がジュニアのころから何度も練習していただいているからこそ、(自分が)こういった舞台に立つことができています。本当にありがとうございます」とコメント。
続けて、大会期間を振り返り「タフな1週間でしたけど、また明日から中国のほうに行きます。この大会は終わりましたけど、またすぐ新しい戦いも始まるので今日だけ喜びに浸って、また明日から頑張りたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします」と締めくくった。
今大会、内山は1回戦でH・フルカチ(ポーランド)、2回戦で18歳の羽澤慎治、準々決勝で第4シードの
添田豪、準決勝で第1シードの
J・トンプソン(オーストラリア)を破って決勝まで勝ち上がった。
ATPチャレンジャー初タイトルを獲得した昨シーズンは、9月の楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)シングルスでツアー初勝利を記録。
マクラクラン勉とペアを組んだダブルスでは、日本人ペアで2005年の
岩渕聡/
鈴木貴男組以来12年ぶりの優勝を果たす快挙を成し遂げた。
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