テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、女子シングルス準決勝が行われ、第21シードの
A・ケルバー(ドイツ)との死闘を制して大会初の決勝進出を果たした第1シードの
S・ハレプ(ルーマニア)は、試合後の会見で「諦めずに最後まで戦い抜いたことを誇りに思う。だから、最高の気持ち。この大会の最後の試合が楽しみ」とコメントした。
>>フェデラーvsチリッチ 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<新旧女王対決となったこの試合、ハレプは50本のウィナーを決めるなどアグレッシブなプレーを貫き、6-3, 4-6, 9-7で2時間20分で勝利した。
試合を振り返ったハレプは「(50本のウィナーは)多かったでしょ。正直信じられない。でも今日は攻撃的なプレーをし、早くポイントを決めたいと思っていた。彼女(ケルバー)はとても動きが早いから、簡単ではなかった」とコメント。
1回戦で足首を痛めたハレプだったが、ここまでの勝ち上がりについて「それは信じていなかった。かなり悪かったから。全仏オープンの時にとても似ている。」
「こうして決勝戦に残った。何が起こるかやってみなければ分からない。戦い続けて勝てたことは自信になった。だから、その後も足首はきっと大丈夫だと信じられたのかもしれない」と述べた。
決勝では、四大大会初優勝をかけて元世界ランク1位で第2シードの
C・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。この試合の勝者が大会後に発表される世界ランキングで1位になる。
「普段の試合と同じ。きっと今日と似たような展開になるはず。彼女(ウォズニアッキ)とは何度も戦っているし、準備はできている。大きなチャレンジ。シーズン最初のグランドスラムで、大会初めての決勝戦。前向きに受け止めて、いい気持ちで臨みたい」
2勝4敗と負け越しているウォズニアッキについては「彼女は、ほとんどミスをしない。よく走るから、とても強い相手。きっとタフな試合になる。強い思いもある。プレッシャーも2人ともある。どうなるかは分からない」と分析した。
ハレプにとってグランドスラム決勝の舞台は、今回が3度目。昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では四大大会2度目の決勝進出を果たしたが、ノーシードから勝ち上がってきた
J・オスタペンコ(ラトビア)に逆転負けを喫した。
「昨年の全仏オープンから自身がどう変わったか」という問いについては「より経験を積んだと感じている。そして精神的に強くなった。プレースタイルも変わったし、より攻撃的になっている。土曜日もそんなプレーを続けたい」と自信をのぞかせた。
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