テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は8日目の22日、女子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が世界ランク72位の
大坂なおみを6-3, 6-2のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。試合後の会見では「彼女(大坂)はとても若く、パワフル。将来、素晴らしい選手になると感じている」と大坂に太鼓判を押した。
>>錦織らニューポートビーチCH対戦表<<>>錦織 復帰初戦1ポイント速報<<>>全豪オープン対戦表<<この日、マーガレット・コート・アリーナは世界ランク1位のハレプを後押しする「シモナ!シモナ!」のコールが響き渡った。日本人の観客は「なおみちゃん、頑張って!」と声援をおくった。
女王のハレプは大坂の強打に対応、左右へ走らされても体の軸はぶれず、細かいフットワークからの鉄壁守備を貫いた。さらにチャンスがあればネットへつめてプレッシャーをかけ、クレバーなプレーで大坂に無理をさせてミスを誘った。
3年ぶりに全豪オープン8強入りを決めたハレプは、3回戦で3時間半を超える死闘を強いられていた。
「昨晩は本当にタフで、眠れなかった。体中に痛みがあった。でも、試合前に2時間眠れた。完璧な時間だった。それからはフレッシュになれた。まだ足首に痛みはある。でも、もうそのことは考えていない。その状態で試合に勝ったから」
足首の状態について聞かれると「分からない。目の前のポイントだけ考えている。100パーセントのプレーをしようとしている。今日はそれに近かった。普通に走り、たくさん走った。まだ痛みは感じているけど、何とか対処できている」と答えた。
「終わってから考える。もちろん、数日の休みはとる。MRIなどでチェックする必要がある。治療と休養が必要なだけだと思う」
今回で大坂に3連勝としたハレプは「(大坂は)コートで、とても落ち着いていたように見えた。(以前と比べて)動きが良くなったと感じた。よりエネルギーを感じたし、例え私がリードしても彼女は前向きだった」と成長を感じていた。
全豪オープン初のベスト4進出に向け、準々決勝では第6シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)と第20シードの
B・ストリツォワ(チェコ)の勝者と対戦する。
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