マルチスポーツブランドのアディダス ジャパン株式会社は11月30日、今後の日本テニス界を担っていく部活生をサポートするべく、テニススクールMTS三鷹のサポートのもと、元ナショナルチームコーチ
増田健太郎氏によるテニストレーニング「ADIDAS TENNIS CHALLENGE 2017」を開催した。
「ADIDAS TENNIS CHALLENGE」は、2015年より「プロとの真剣勝負。1ゲームでも取れたら全仏オープンへご招待」というアディダス契約選手とのスペシャルマッチとしてコンテンツをスタート。今年は次世代のテニスプレイヤーをサポートするべく、プロとの真剣勝負のほか、試合に粘り勝つフットワークを手に入れるハードなテニストレーニングを盛り込んだ。
この日は、男女28名の部活プレイヤーとアディダス契約選手である
添田豪、
内山靖崇、
穂積絵莉、
吉冨愛子の4名が安定性と耐久性に優れたフットウェア「Barricade(バリケード)」を着用して参加。
アジリティを意識したウォーミングアップから始まり、ストロークとボレーのローテーションやサーブ練習、プロとのダブルスマッチ、最後にダッシュやサイドステップなどのフットワーク練習で締めるという150分間の練習とトレーニングを行った。
実際に内山がやっていたというトレーニングでは、参加者全員が苦しそうな表情に。体力の限界に挑戦し、疲れた時にこそベストなプレーを発揮できる「試合に勝つためのテニス」を学んだ。
増田氏は「レベルの高い人達を直に体験することが、自分のレベルを引き上げる大きな要素になります。自分もプロ選手のように上手くなりたいと思うことが、辛いトレーニングに耐えるモチベーションにつながります」と説明。
サーブについては「(サーブが)入らないときはいつものフォームが崩れている証拠です。自分の理想のフォームを意識して打つことが大事です」と穂積。吉冨は「ファーストサーブの確率を上げるためには、練習から試合を想定し、1球1球集中して打つことが大事です」と実践的なアドバイスを送った。
また、添田は「強くなりたいと思う人は今日やるトレーニングを普段から取り組んでみてください」、内山は「つらい練習を今日だけで終わらせるか、続けてできるかどうか、自分と闘って強くなるためにできるかどうかが鍵です」と、次世代へエールを送った。
内山靖崇
2018年度以降は、パフォーマンスを支えるギア、トレーニング、ニュートリション、メンタルトレーニング、そしてプロとの真剣勝負などNEXT LEVELを目指すシリアスプレイヤーに向けた総合的なプログラムを実施予定。
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