公益財団法人 笹川スポーツ財団は21日、子ども・青少年の「好きなスポーツ選手」についての調査結果を発表し、男子テニスで元世界ランク4位の
錦織圭が前回に続き1位となった。
この調査は、子ども・青少年のスポーツライフに関する調査の一環として、若年層の「好きなスポーツ選手」を2017年6~7月に実施。全国の市区町村に在住する4~11歳2,400人、12~21歳の男女3,000人に訪問留置法による質問紙調査を行った。
4~11歳の「好きなスポーツ選手」は1位に錦織(テニス)、続く2位に浅田真央(フィギュアスケート)、福原愛(卓球)が同率でランクイン。また、12~21歳では1位が錦織、2位が羽生結弦(フィギュアスケート)であることが分かった。
錦織は、前回調査(2015年)で1位になり、今回も引き続き全学校期(小学校期~大学期、21歳までの勤労者)に高い人気を誇っている。
12~21歳では、2013年は6位であった錦織や10位圏外であった羽生は、2015年に順位を大きく上げ、錦織は1位、羽生は2位となり、2017年も引き続き順位を維持している。
錦織は2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では銅メダルを獲得。羽生は2014年にソチオリンピックで金メダル獲得、その後もグランプリファイナルでは連覇を果たし、2016年は史上初の4連覇を達成するなど2人の活躍は続いている。
また、学校期別に見ても「錦織圭」が小学校期7.3%、中学校期8.1%、高校期8.5%、大学期9.6%、勤労者10.0%といずれの学校期においても1位であり、高い人気を示した。
現在27歳の錦織は今年、右手首の負傷により8月にツアーを離脱。リハビリを経て2018年シーズンでの復帰を目指す。
今後は、11月25日に行われる日清食品 ドリームテニスARIAKE(日本/東京、ハード)にスペシャルゲストで参戦予定。
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