女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2017(東京/有明コロシアム、ハード、プレミア)は23日、シングルス準決勝が行われ、フルセットで敗れて決勝進出とはならなかった第7シードの
A・ケルバー(ドイツ)は、試合後の会見で「第1セットを落としたあと、なんとか反撃しようと出来るだけのことをしたけど、勝つためには少し足りなかった」と振り返った。
>>東レPPO 対戦表<<この日、世界ランク23位の
A・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦したケルバーは、第1セットを1ゲームも取れずに落とす厳しい展開に。続く第2セットでもパブリュチェンコワの勢いに押され、ゲームカウント2-5と崖っぷちに立たされたが、その後猛攻を見せてタイブレークへ持ち込み、チャンスを活かしてセットカウント1-1に追いつく。
流れを掴んだケルバーはファイナルセットでゲームカウント3-0と引き離したが、その後パブリュチェンコワに反撃を許し、0-6, 7-6 (7-4), 4-6のフルセットで敗れた。試合時間は2時間8分。
「非常にタフな試合で、アップダウンの激しい試合だった。負けてしまったけど、この試合からもポジティブな面を見つけて今後の試合に活かしていけるように試みたいと思う。」
第2セットの第3ゲーム終了後、ケルバーは利き手である左腕を治療し、痛みからか顔を歪める場面も見られた。この怪我については「左腕がどうなっているのか、自分でも良く分かっていない状態。十分にプレー出来ると思っていたし、これが深刻な怪我でないことを祈るばかり」とコメントしていた。
現在世界ランク14位のケルバーは「最近は良い試合が出来ていたと思うので、それらを今後の試合に必ず活かしていきたい。また、今日の試合からも上手く出来なかったところを見つけて、学んで今後に活かし、更に成長出来ればと思う」と今後の取り組みについて語っていた。
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