女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2017(東京/有明コロシアム、ハード、プレミア)は21日、ダブルス準々決勝が行われ、第3シードを破りベスト4進出を果たした
二宮真琴/
R・ボラチョーバ(チェコ共和国)組が、試合後の会見で「パートナーと思い切って出来たのが勝ちに繋がりました」と振り返った。
>>東レPPO 対戦表<<準々決勝、第3シードの
A・ロソルスカ(ポーランド)/
A・スピアズ(アメリカ)組と対戦した二宮/ ボラチョーバ組は、接戦の末に第1セットを先取。しかし、続く第2セットでは1ゲームしか取れず、10ポイントマッチ・タイブレークへもつれる。その後は先にミニブレークに成功した二宮/ ボラチョーバ組が引き離し、7-5, 1-6, [10-5]のフルセットで勝利した。試合時間は1時間21分。
会見では「ダブルスが上手な2人だった。でも、私たちは積極的なプレーをやろうと思って入っていた。1セット目は数少ないチャンスをものにして取れたが、2セット目は私が消極的になってしまいゲームを離されてしまった」と二宮。
続けてボラチョーバは「とても良い試合が出来たと思っている。第2セットは落としてしまったけど、試合の仕方に関してはポジティブに感じている。最終的に勝てたのでとても嬉しい」と振り返っていた。
今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)女子ダブルスで四大大会初のベスト4進出を果たした二宮/ ボラチョーバ組。二宮は、同じ94年組の
穂積絵莉/
加藤未唯組に続き、好成績を残した。
「自分がやるべきプレーを自分の中で整理出来てきた。ウィンブルドンではお互い積極的なプレーが出来ていたけど、私がもっと前で仕事をしてポイントに繋げるパターンや、後ろの時はもっと積極的に攻めることをずっと練習してきているので、それが自分の中でもまとまってきて、だんだん良くなってきているのかなと思います」
また、この日の試合にも多くの観客が足を運び、コート1はほぼ満席状態。二宮/ ボラチョーバ組がポイントを決める毎に大きな声援を送っていた。
観客に対して「平日にも関わらず、沢山のお客さんがコートで待って下さっていて、コートに入った時に観客の多さに凄くびっくりした。2人で、ウィンブルドンの1・2回戦より人が凄いねと話して入った。まだ2回戦なのに、こんなに沢山のお客さんが応援しに来て下さっているのは凄く嬉しいですし、私にとってはホームなのでとても力になりました」と二宮。
ボラチョーバも「素晴らしい観客の方たちに沢山来て頂いて心から感謝している。私自身もホームだと感じることが出来た。彼らから沢山のエネルギーを貰って助けられた」と話していた。
最後に「明日も是非多くの方たちに来て頂いて、そして良い試合を見て頂きたい」と意気込みを語った二宮/ ボラチョーバ組は、準決勝で
奈良くるみ/
尾崎里紗組と
D・ガブリロワ(オーストラリア)(オーストラリア)/
D・カサキナ(ロシア)(ロシア)組の勝者と対戦する。
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