テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は9日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク83位の
S・スティーブンス(アメリカ)が第15シードの
M・キーズ(アメリカ)を6-3, 6-0のストレートで破り、四大大会初優勝を果たした。全米オープンの女子シングルスでノーシードからの優勝は、2009年の
K・クレイステルス(ベルギー)以来8年ぶり。
>>ナダルvsアンダーソン 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<決勝戦、スティーブンスはミスを連発するキーズから第1セットを30分で先取すると、第2セットは第2ゲームでパッシングショットを決めるなどでブレークに成功。第5ゲームは0-40とブレークチャンスを与えたがサービスキープすると流れはスティーブンスに傾き、グランドスラム初のタイトル獲得となった。
今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で足のけがから復帰した24歳のスティーブンスは、世界ランキングで今年7月末に957位まで落としたが、前哨戦で2大会連続4強進出の好成績をおさめて今大会へ乗り込んでいた。
アメリカ勢の全米オープン優勝は2014年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)以来3年ぶり。全米オープンを6度制しているセリーナは、今月に第1子の女児を出産した。
また、今大会の女子シングルスは1968年のオープン化以降、1981年以来36年ぶりにアメリカ勢が4強を独占した。
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