テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、9年ぶり6度目の優勝を狙っていた第3シードの
R・フェデラー(スイス)は第24シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に5-7, 6-3, 6-7 (8-10), 4-6で敗れ、2年ぶりのベスト4進出とはならなかった。
>>ナダルvsデルポ 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制したフェデラーは、今大会の1・2回戦でフルセットの戦いを強いられていたが、3・4回戦は快勝し、8強へ駒を進めていた。
迎えた準々決勝、序盤からデル=ポトロの強打に押されたフェデラーは第11ゲームでネットに出るもパッシングショットを決められてブレークを許し、第1セットを落とす。
第2セットは1ブレークに成功してセットカウント1-1に追いつき、第3セットはゲームカウント0-3からタイブレークへ持ち込んだ。そして、セットポイントを握ったフェデラーだったが、デル=ポトロの反撃に屈して、このセットを落とす。
第4セットに入っても流れはデル=ポトロに傾き、第5ゲームでブレークされると最後はフォアハンドのウィナーを決められ、2時間51分で力尽きた。
優勝候補のフェデラーを破ったデル=ポトロは、準決勝で第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。王者ナダルは準々決勝で世界ランク53位の
A・ルブレフ(ロシア)をストレートで下しての勝ち上がり。
準決勝で対戦する両者は今回が14度目の顔合わせで、ナダルの8勝5敗。直近は昨年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジェネイロ、ハード)準決勝で、その時はデル=ポトロが逆転で勝利している。
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