テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、逆転勝ちで3回戦進出を果たした第1シードの
R・ナダル(スペイン)は対戦した世界ランク121位の
ダニエル太郎へ「良い試合だった。残りのシーズンも幸運を祈る」と試合後に健闘を称え、エールを送ったことを明かした。
>>全米OP対戦表<<「出だしは緊張があった。第1セットを取られてリードを許すとプレッシャーの中でプレーしなければならなくなる。第2セットもタフなスタートだったが、挽回できて嬉しい。最後の2セットはかなりプレーのレベルを上げられた。それは今後のことを考えても大切なことだと思う」と、ナダル。
この日、ミスを犯して流れに乗れなかったナダルは第1セットを落として追う展開となるが、その後は強烈なフォアハンドのウィナーを決めるなどで徐々にペースを掴み、4-6, 6-3, 6-2, 6-2の逆転で勝利した。試合時間は2時間53分。
試合については「フォアハンドのダウンザラインはとても重要。でもそれ以外にも重要なショットはもっとあるはず。今日はスクリーンに映し出された分析で、40本のウィナーを記録していた。それは悪くはない。でも35本のイージーミスを犯していた。それは自分としてとても悪い。そこを直さなくてはならない」と分析し、今後の課題を話していた。
続く3回戦では、ラッキールーザーの
L・メイヤー(アルゼンチン)と対戦する。メイヤーは、同日の2回戦で
杉田祐一を逆転で下しての勝ち上がり。
ナダルは「彼(メイヤー)はとても良いプレーをしている。数週間前にハンブルグで優勝していた。ここでも2試合勝っている。勝つためには今日より良いテニスをする必要がある。そうできるように努めるまで」と、意気込みを語った。
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