テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク8位の
J・ティプサレビッチ(セルビア)が世界ランク222位の
T・コキナキス(オーストラリア)を6-7 (5-7), 3-6, 6-1, 7-6 (7-2), 6-3の大逆転で破り、2年連続の2回戦進出を果たした。
>>全米OP対戦表<<>>杉田 全米OP初戦1ポイント速報<<この試合、ティプサレビッチは第1セットを接戦の末に落とすと、第2セットでは5ゲーム連取を許し、セットカウント0-2となる。
崖っぷちのティプサレビッチは、その後の第3セットを29分で奪うと、第4セットではタイブレークを制し、コキナキスに追いつく。
ファイナルセットでは、第4ゲームでブレークに成功すると、その後もリードを守り、4時間10分で勝利した。
2回戦では第29シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンは1回戦で
C・ベルロク(アルゼンチン)との同胞対決をストレートで制しての勝ち上がり。
33歳のティプサレビッチは、現在世界ランキング67位。2012年に自己最高の8位を記録したが、怪我の影響により一時戦線を離脱。今シーズンはチャレンジャー大会ですでに4勝をあげているが、グランドスラムでの勝利は昨年の全米オープン以来1年ぶりとなった。
一方、敗れた21歳のコキナキスは
N・キリオス(オーストラリア)や
B・トミック(オーストラリア)と並び、オーストラリアの若手として期待されていたが、肩の怪我により昨年はツアー大会に出場出来なかった。今シーズンはアビエルト・メキシカーノ・オープン(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)で自身初のツアー決勝進出を果たした。
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