テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は7日、男子シングルス3回戦が行われ、2年連続3度目のベスト16進出とはならなかった第9シードの
錦織圭は、試合後の会見で「取りきれなかったことがきっかけとなって、どんどん悪いリズムになった」と振り返った。
>>ウィンブルドン対戦表<<この日、第18シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)の安定したストロークに押された錦織は2セットダウンのピンチに立たされる。第3セットは何とか奪いセットカウント1-2としたが、4-6, 6-7 (3-7), 6-3, 3-6で力尽きた。試合時間は3時間21分。
ファーストサービスの確率は60パーセント、7本のダブルフォルトを犯した錦織は「サーブの入りが良くなく、場面場面によって入れなきゃいけないところで入らなかったり。ダブルフォルトも、もったいないところで何回かあったり」とコメント。
「簡単に4セット目を取れるとは思っていなかった。もどかしさはあった」
今年は右手首や臀部の故障など、怪我に苦しんだことについては「試合にあまり勝っていないので、大きな自信が生まれてこなかったと思う。少しずつ自信がついてくれば、またプレーも変わってくる。このグラスコートでいいプレーを出来ずに、今日は負けてしまった」と述べた。
最後に、今後は7月31日からのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)に出場予定と語った。
「ワシントンには出る予定です。アメリカで3つ戦って、USオープンになると思います」
一方、2年ぶり2度目のベスト16進出を果たしたバウティスタ=アグは、4回戦で第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは3回戦で第26シードの
S・ジョンソン(アメリカ)をストレートで破っての勝ち上がり。
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