テニスのウィンブルドン(イギリス/ウィンブルドン、芝、グランドスラム)は5日、男子シングルス2回戦が行われ、第9シードの
錦織圭が世界ランク122位の
S・スタコフスキ(ウクライナ)を6-4, 6-7 (7-9), 6-1, 7-6 (8-6)で下し、2年連続5度目の3回戦進出を果たした。
>>錦織vsバウティスタ=アグ 1ポイント速報<<>>ウィンブルドン対戦表<<この日、錦織はスタコフスキの強烈なサービスに苦戦も、第5ゲームではミスを誘い出してブレークに成功。第8ゲームはスマッシュのミスなどを犯してブレークバックされたが、第9ゲームで目の覚めるようなパッシングショットを決めてブレークし、第1セットを先取。
第2セットはゲームカウント2-5からタイブレークへ持ち込み2本のセットポイントを握ったが、終盤のダブルフォルトが影響してセットカウント1-1に追いつかれる。
第3セットは第4ゲームでスタコフスキのサービスゲームを破ると、王手をかける。
第4セットでは両者譲らず、この試合2度目のタイブレークへ突入し、最後は錦織が取りきって勝利した。
3回戦では、第18シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。両者は今回が5度目の顔合わせで、錦織の4連勝中。芝では初対戦となる。
大会初日の3日に行われた1回戦で、世界ランク102位の
M・チェッキナート(イタリア)をわずか1時間12分で下して2回戦へ駒を進めていた錦織。
今季の四大大会では、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で16強、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)ではベスト8進出を果たした。
今年は怪我に苦しみ、前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)では臀部の痛みにより2回戦を途中棄権している。
過去のウィンブルドンでは、2014・2016年にベスト16進出。昨年は左脇腹の負傷により
M・チリッチ(クロアチア)との4回戦を途中棄権した。
上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、4回戦で第7シードのチリッチ、準々決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と顔を合わせる組み合わせ。
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