テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、女子シングルス3回戦が行われ、第13シードの
K・ムラデノヴィック(フランス)が世界ランク49位の
S・ロジャース(アメリカ)との激闘を7-5, 4-6, 8-6のフルセットで制し、大会初のベスト16進出を果たした。
>>錦織vsチャン 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、第1セットを先取したムラデノヴィックだったが、続く第2セットでは1度もブレーク出来ずに落とし、ファイナルセットへ突入。
ファイナルセットでは、ペースを掴んだロジャースの勢いを止めることが出来ず、ゲームカウント2-5の崖っぷちに立たされる。しかし、そこから怒涛の追い上げを見せたムラデノヴィックは3ゲーム連取に成功してゲームカウント5-5に追いつき、最後はフォアハンドのウィナーを決めて大逆転勝利をおさめた。
勝利の瞬間、ムラデノヴィックは顔を手で覆い、涙を見せていた。
4回戦では、昨年覇者で第4シードの
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する。
24歳のムラデノヴィックは、今大会の1回戦で世界ランク88位の
J・ブレイディ(アメリカ)に苦戦を強いられるも3-6, 6-3, 9-7の大逆転で勝利し、続く2回戦では予選勝者の
S・エラーニ(イタリア)をストレートで下して3回戦へ駒を進めていた。
今シーズンは、2月のサンクトペテルブルグ・レディース・トロフィー(ロシア/サンクトペテルブルク、ハード、WTAプレミア)でツアー初優勝を飾り、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、プレミアマンダトリー)では
S・ハレプ(ルーマニア)に敗れるも準優勝を果たした。
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