テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、第13シードの
K・ムラデノヴィック(フランス)が世界ランク88位の
J・ブレイディ(アメリカ)との死闘を3-6, 6-3, 9-7の大逆転で制し、地元の声援を一身に受けて涙の初戦突破を果たした。
>>錦織vsコキナキス1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、第1セットを落としたムラデノヴィックは、続く第2セットでブレイディに1度もブレークチャンスを与えずに取り、セットカウント1-1と追いつく。
ファイナルセットでは、2時間を超える激闘を繰り広げてきた両者の身体は悲鳴をあげており、ムラデノヴィックは試合中に涙を堪える姿が何度も見られた。
会場に足を運んだ地元の観客は、ムラデノヴィックの愛称である「キキ」コールで声援を送り続けた。それを一身に受けたムラデノヴィックは最後まで戦い抜き、2時間59分に及ぶ死闘を制した。
勝利が決まった瞬間、ムラデノヴィックは涙を浮かべてガッツポーズをし、喜びをあらわにした。
2回戦では、予選勝者の
S・エラーニ(イタリア)と対戦する。エラーニは、同日の1回戦で
土居美咲をストレートで下しての勝ち上がり。
現在24歳のムラデノヴィックは、今年2月のサンクトペテルブルグ・レディース・トロフィー(ロシア/サンクトペテルブルク、ハード、WTAプレミア)でツアー初優勝を飾り、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、プレミアマンダトリー)では
S・ハレプ(ルーマニア)に敗れるも準優勝を果たした。
全仏オープンの最高成績は2014年から3年連続で3回戦へ進出している。
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