男子テニスのバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)は23日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
錦織圭が世界ランク88位の
M・ククシュキン(カザフスタン)を6-4, 6-3のストレートで下して大会初勝利をあげ、ベスト8進出を果たした。
>>錦織 準々決勝 1ポイント速報<<>>錦織らジュネーヴOP対戦表<<今大会は上位4シードは1回戦免除のため、この日が初戦だった錦織は、ミスを重ねて第9ゲームで2本のブレークポイントを握られるが、これを死守。直後の第10ゲームでわずかなチャンスを活かしてブレークに成功し、第1セットを先取する。
続く第2セット、得意のリターンエースを決めるなどでポイントを先行した錦織が、第2ゲームで先にブレークに成功。その後、徐々にギアを上げて、粘るククシュキンを振り切って勝利を手にした。
準々決勝では、世界ランク62位の
K・アンダーソン(南アフリカ)と同72位の
J・ドナルドソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準決勝で第4シードの
J・イズナー(アメリカ)か第5シードの
S・ジョンソン(アメリカ)、決勝で第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する組み合わせ。
前週、錦織は右手首の怪我が不安視される中、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)3回戦で元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)にストレートで敗れた。
ここ数年、錦織はグランドスラムの前週にツアーへ参戦していなかったが、28日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に向けて最後の調整を行うため、ワイルドカード(主催者推薦枠)で急遽今大会に出場している。
■関連ニュース■
・錦織棄権にジョコがエール・錦織14位へ浮上 最終戦ランク・錦織 最終調整、6年ぶりの試み