男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は10日、約1カ月半ぶりの実戦で逆転勝ちして初戦突破を果たした第6シードの
錦織圭が、試合後に自身の公式アプリ「KEI NISHIKORI」に動画を投稿。右手首の怪我からの復帰戦を白星で飾り「勝てて非常に嬉しく思っています。手首も大丈夫そう」とコメントした。
>>錦織vsフェレール1ポイント速報<<>>錦織らマドリッドOP対戦表<<3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で右手首を負傷。続くバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は怪我が完治せず欠場した錦織は、この日、身長170センチと男子テニス界で小柄な
D・シュワルツマン(アルゼンチン)の強打に苦しみ第1セットを落としたが、第2セットは1ゲームも与えず圧倒してセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセットは序盤でブレークに成功し、第9ゲームで3本のマッチポイントを握る。このゲームでシュワルツマンにブレークバックを許してチャンスを活かせなかった錦織は、続く第10ゲームで再び集中力を取り戻し、最後は得意のバックハンドのダウン・ザ・ラインを決めて1-6, 6-0, 6-4で勝利した。
錦織は3回戦で、8勝4敗と勝ち越している元世界ランク3位の
D・フェレール(スペイン)と対戦する。フェレールは第10シードの
JW・ツォンガ(フランス)の棄権により労せず3回戦へ駒を進めている。
2014年のファイナリストである錦織は上位シード勢が勝ち進んだ場合、準々決勝で第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、準決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する組み合わせ。ジョコビッチとナダルも錦織と同様に、初戦は苦しみながらも勝利している。
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