男子テニスのガスプロム・ハンガリアン・オープン(ハンガリー/ブダペスト、レッドクレー、ATP250)は29日、シングルス準決勝が行われ、第1シードで世界ランク14位の
L・プイユ(フランス)と予選勝者で同68位の
A・ベデネ(スロベニア)がそれぞれ決勝進出を果たした。
この日、プイユは第6シードの
P・ロレンジ(イタリア)と対戦。自身のペースへ引き込み、ロレンジへ1度もブレークチャンスを与えない試合を展開したプイユが6-2, 7-5のストレートで勝利し、大会初の決勝進出を果たした。試合時間は1時間14分。
現在23歳のプイユは、昨年から頭角を現した期待の選手。出場したツアー大会でトップ10選手から勝利をあげる活躍を見せると、その勢いは止まらず、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)4回戦では
R・ナダル(スペイン)を破る金星をあげてその名を轟かせた。
一方、予選勝者のベデネは同じく予選勝ち上がりの
L・ディエレ(セルビア)と対戦。ファーストサービスが入った時に84パーセントと高い確率でポイントを獲得したベデネは、3度のブレークに成功し、6-2, 6-4のストレートで勝利を手にした。
今大会には予選2試合を勝ち抜いて本戦入り。準々決勝では第2シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)を破る快進撃で準決勝へ駒を進めると、このチャンスを掴んでキャリア2度目の決勝進出を果たした。
プイユとベデネは、今回が2度目の対戦。今年2月のオープン13・マルセイユ(フランス/マルセイユ、ハード、ATP250)で初めて顔を合わせ、その時はプイユがストレートで勝利している。
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