男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、快進撃を続けていたラッキールーザーの
杉田祐一は第4シードで世界ランク9位のD・ティエムに1-6, 2-6のストレートで敗れ、ツアー初のベスト4進出とはならなかった。
>>バルセロナ対戦表<<第1セット、杉田は第1ゲームでブレークする好スタートを切ったが、第2ゲームでブレークバックを許してしまう。世界屈指のハードヒッターであるティエムの強打を前にミスが増えた杉田は、第4・6ゲームでもブレークされてこのセットを落とす。
続く第2セット、徐々に自分のプレーを取り戻した杉田は、第2ゲームでブレークに成功したが、直後の第3ゲームですぐにブレークバックを許してしまう。その後も果敢に攻め続けたが、第5・7ゲームで再びブレークされ、試合の流れを変えることが出来ずにストレートで敗れた。
杉田は今大会、予選決勝で敗れたが、第2シードの
錦織圭が右手首の負傷で欠場したため、ラッキールーザーとして大会初の本戦に出場。
1回戦では元世界ランク5位の
T・ロブレド(スペイン)にストレートで勝利。2回戦では第9シードの
R・ガスケ(フランス)を4-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で、3回戦では第7シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を6-3, 6-3のストレートで破る快進撃で、ATP500で初のベスト8進出を決めていた。
世界ランク91位の杉田は今季、下部大会のチャレンジャー2大会で優勝。今大会が今シーズン初のツアー本戦だった。
一方、バルセロナ・オープン初のベスト4進出を果たしたティエムは、準決勝で第1シードの
A・マレー(英国)と第10シードのA・ラモス=ヴィノラスの勝者と対戦する。
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