男子テニスの下部大会であるRBCテニス・チャンピオンシップス・オブ・ダラス(アメリカ/ダラス、ハード、ATPチャレンジャー)は1日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク466位の
M・ギロン(アメリカ)に7-5, 4-6, 6-3のフルセットで勝利し、ベスト8進出を果たした。
この日、10本のサービスエースを決めたフリッツは、2度のブレークに成功して、1時間55分で勝利した。
準決勝では、第7シードの
R・ラム(アメリカ)と対戦する。両者は今回が初の顔合わせ。ラムは世界ランク137位の32歳。ダブルスを得意としており、ダブルスの世界ランキングは14位。
R・クラーセン(南アフリカ)(南アフリカ)とペアを組んで出場した、昨年のATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)では準優勝を飾った。
また、同日に行われた同大会2回戦では、第1シードの
R・ハリソン(アメリカ)、
伊藤竜馬らも勝利して、準々決勝へ駒を進めている。
19歳のフリッツは、元ジュニア世界ランキング1位のアメリカ期待の若手選手。現在は世界ランク98位に位置しており、自己最高位は2016年の8月に記録した53位。
昨年のメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)では、初のツアー大会決勝進出。決勝では
錦織圭に敗れて、惜しくも準優勝に終わったが、錦織もフリッツを称賛。193センチの恵まれた体格からパワフルなテニスを展開するフリッツは、トップ選手からも一目置かれる存在となっている。
前週まで行われていた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では、1回戦で
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に敗れて、初の2回戦進出とはならなかった。
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