男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017(日本/神奈川県、ハード)が、2017年3月に開催する。
例年11月に開催されていた同大会は、今回より新たに女子ITF25,000ドルの大会も加わり、新しく生まれ変わる。
今回の大会のテーマは、「Awaken,Challengers.」
直訳は「挑戦者よ、目覚めよ」
グランドスラムへのポイント獲得の大きなチャンスの場であり、世界への登竜門といわれるチャレンジャー大会を通じ、才能に溢れる選手たちが更に上へ駆け上がることのできる場を提供することを表現。
また、大会運営は学生スタッフで行う。新たに女子大会開催という初めての試みをするにあたり、限界を作らずに挑戦していくという覚悟が、このテーマに込められている。
昨年、同大会は
ダニエル太郎、
西岡良仁、
添田豪ら日本人選手の錚々たる顔ぶれがしのぎを削った。
中でも、この大会でダニエル太郎が世界ランキングトップ100入りを果たし、決勝戦で添田との日本人同士の熱い戦いを繰り広げたのも記憶に新しい。
男子大会は2006年に始まり、今回で8回目の開催を迎えるが、2006年当時は世界ランキングトップ100位以内にランクインしている日本人男子選手が1人もいなかった。しかし、現在ではダニエル太郎、西岡、添田、
伊藤竜馬、
杉田祐一ら多くの日本人勢がグランドスラムの舞台に立っている。
慶應チャレンジャーが年々掲げている、「世界へ羽ばたくチャンスの提供」の成果が目に見えて結果として現れている。
また、今回念願の女子大会の開催が実現。国内で開催される女子の国際大会が増えることで、日本テニス界に新たな風が吹く。そして日本人女子選手の活躍が目覚ましい近年、誰が初代チャンピオンとなるのか目が離せない。
男子本戦は、2017年2月27日(月)-3月5日(日)、女子本戦は2017年3月6日(月)-12日(日)に行われる予定。
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