男子テニスのシーズン開幕直前にアラブ首長国連邦のアブダビで開催されているエキシビション・イベント、ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)は29日、シングルス初戦が行われ、世界ランク11位の
D・ゴファン(ベルギー)が同12位の
JW・ツォンガ(フランス)を7-6, 6-4のストレートで下し、準決勝進出を果たした。
準決勝では、世界ランク1位の
A・マレー(英国)と対戦する。
今年ゴファンは、2009年にプロ転向してから自己最高の世界ランク11位を記録。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でグランドスラム初のベスト8、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000) でマスターズ初のベスト4進出を果たした。
9月の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)決勝では
N・キリオス(オーストラリア)に敗れたが準優勝。さらに11月のATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)では
G・モンフィス(フランス)の棄権による繰り上げで大会初出場を果たすなど、ツアー優勝こそはないものの、飛躍の1年となった。
一方のツォンガも今シーズンは、2010年以来6年ぶりとなる無冠のシーズンを送った。しかし、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランド スラム)ではベスト8、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)ではベスト4進出を果たした。
さらにエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)では今季初の決勝進出、マレーに敗れたが、準優勝を飾った。11月のBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)3回戦では、世界ランク5位の
錦織圭に2度のマッチポイントを握られる崖っぷちに立たされるも、逆転勝利を収めた。
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