男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は13日、グループ・イバン レンドルの予選ラウンドロビンが行われ、5連覇と6度目の優勝を狙う第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのD・ティエムを6-7 (10-12), 6-0, 6-2の逆転で下し、初戦を白星で飾った。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<この日、ティエムの強烈なサービスとストロークに苦戦したジョコビッチはタイブレークで6本のセットポイントをしのぐも、第1セットを落とす。その後、第2セットに入ると流れがジョコビッチに傾き、元王者の力を発揮して逆転勝ちをおさめた。
ツアー・ファイナルズで2008年に初優勝したジョコビッチは、2012年から4連覇中。
今年は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で史上8人目の生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会で優勝)達成の快挙を成し遂げたが、7月のロジャーズカップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)以降優勝がない。
ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3回戦敗退、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では初戦で姿を消した。
さらに11月7日に発表された世界ランキングでは、2014年の7月7日から守ってきた世界ランク1位の座から2年ぶりに2位へ転落。
今大会の結果次第では再び1位へ返り咲くチャンスが残されている。
ジョコビッチとティエムはM・ラオニチと
G・モンフィス(フランス)のグループ・イバン レンドル。
錦織圭、
A・マレー(英国)、
S・ワウリンカ(スイス)、
M・チリッチ(クロアチア)はグループ・ジョン マッケンローに入っている。
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