男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、2014年覇者で第1シードの
A・マレー(英国)が世界ランク27位の
J・イズナー(アメリカ)を6-1, 6-3のストレートで下し、大会2年ぶりのベスト4進出を果たした。
この試合、マレーはイズナーに与えた3度のブレークチャンスを全てしのぎ、自身はトータルで4度のブレークに成功。イズナーに挽回の隙を与えず、1時間14分で勝利した。
準決勝では、第5シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する。フェレールは、同日の試合で
V・トロイキ(セルビア)をフルセットで下しての勝ち上がり。2014年のエルステ・バンク・オープンではマレーが決勝でフェレールに勝利して優勝を飾っていた。
マレーは今大会、1回戦で
M・クリザン(スロバキア)、2回戦で
G・シモン(フランス)、そして準々決勝でイズナーを下し準決勝へ駒を進めている。
今季6勝をあげているマレーは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では3年ぶり2度目のタイトルを獲得。
全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は準々決勝で
錦織圭(日本)にフルセットで敗れるも、10月中旬に行われた上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)では5年ぶり3度目の優勝を果たした。
■関連ニュース■
・マレー 接戦制し2年ぶり16強・好調の22歳プイユ初戦敗退・ベルディヒ 3大会連続初戦敗退