男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
錦織圭(日本)が過去4連敗していた
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に7-5, 6-4のストレートで初勝利し、5年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。今大会は3試合を通して、ファーストサービスが入った時に80パーセント以上の確率でポイントを獲得し、相手に1度もブレークを許さずに4強入りする好調さを見せている。
>>錦織vsミュラー1ポイント速報<<>>スイス・インドア対戦表<<10月上旬の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)では臀部を負傷して2回戦で突然の途中棄権をした錦織は、復帰戦となった世界ランク77位の
D・ラヨビッチ(セルビア)との1回戦でファーストサービスが入った時に83パーセントでポイントを獲得した。
続く2回戦では同38位の
P・ロレンジ(イタリア)に対し、ファーストサービスのポイント獲得率は1回戦と同様に83パーセント。
迎えた準々決勝は過去1セットも取ることが出来なかった元世界ランク4位のデル=ポトロに8度のブレークチャンスを与えたが、7本のサービスエースを決めるなどで全てしのぎ、1時間53分で勝利した。この試合では41本入ったファーストサービスのうち35本(85パーセント)をポイントにつなげた。
2011年に準優勝している錦織は5年ぶり2度目の決勝進出をかけて、世界ランク37位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)と準決勝で対戦する。
33歳のミュラーは
F・デルボニス(アルゼンチン)との準々決勝で25本のサービスエースを叩き込み、2時間44分の熱戦を制しての勝ち上がり。
この日、その他では第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)が世界72位で予選勝者の
M・ズベレフ(ドイツ)に2-6, 7-5, 1-6のフルセットで敗退。第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)は
M・グラノジェルス(スペイン)に6-3, 6-3のストレートで勝利し、準決勝へ駒を進めた。
また、錦織は31日から開幕する男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)に第5シードで出場し、初戦の2回戦で
A・マンナリノ(フランス)と
V・トロイキ(セルビア)の勝者と対戦する。
>>パリバ・マスターズ対戦表<<
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