男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)は26日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
A・マレー(英国)が世界ランク35位の
M・クリザン(スロバキア)を6-3, 6-7 (5-7), 6-0のフルセットで下し、大会2年ぶりのベスト16進出を果たした。
初対戦となったこの試合、第1セットでマレーはクリザンに3度のブレークチャンスを与えるも全てしのぎ、自身は1度のブレークチャンスをものにして、このセットを先取。
続く第2セット、ファーストサービスの確率が48パーセントと精彩を欠いたマレーは、タイブレークを落としてセットカウント1-1に追いつかれてしまう。
迎えたファイナルセット、自身のプレーを修正したマレーは1ゲームも与えない圧巻の試合運びを見せ、接戦を制した。試合時間は2時間22分。
2回戦では、世界ランク24位の
G・シモン(フランス)と対戦する。
マレーは、2014年のエルステ・バンク・オープン決勝で
D・フェレール(スペイン)を下し優勝を飾っている。
今季6勝をあげている好調のマレーは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では3年ぶり2度目のタイトルを獲得。
全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は準々決勝で
錦織圭(日本)にフルセットで敗れるも、10月中旬に行われた上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)では決勝で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下し5年ぶり3度目の優勝を果たした。
■関連ニュース■
・マレー 上海5年ぶり3度目V・好調の22歳プイユ初戦敗退・ベルディヒ 3大会連続初戦敗退