男子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)は9日、シングルス決勝戦が行われ、第1シードの
A・マレー(英国)がノーシードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下し、大会初優勝を果たした。今回のタイトル獲得は今季5勝目、キャリア通算40勝目。
決勝戦、第1セットを先取したマレーは、第2セットに入ると第5ゲームでブレークし、第10ゲームではサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップのゲームを迎える。しかし、土壇場でディミトロフにブレークバックを許し、タイブレークへ。
その後は息を吹き返したマレーが押し切り、1時間57分で優勝を決めた。
今季マレーは好調で、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では3年ぶり2度目の優勝を飾った。
全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は準々決勝で
錦織圭にフルセットで敗れた。
一方、準優勝のディミトロフは1回戦で
S・ジョンソン(アメリカ)、2回戦で第6シードの
L・プイユ(フランス)、準々決勝で第2シードの
R・ナダル(スペイン)を破り4強入り。準決勝では第3シードのM・ラオニチの棄権により、決勝戦へ駒を進めていた。


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