男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500) は20日、シングルス決勝が行われ、第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)が第1シードの
C・アルカラス(スペイン)を7-6 (8-6), 6-2のストレートで破り初優勝を飾るとともに、ツアー大会で約2年ぶり5度目のタイトルを獲得した。
>>【動画】21歳ルーネ 世界2位アルカラス撃破しV!優勝の瞬間!<<21歳で世界ランク13位のルーネが同大会に出場するのは4年ぶり2度目。初出場となった2021年は初戦敗退となっていた。
今大会は1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク234位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、2回戦で同35位の
S・バエス(アルゼンチン)、準々決勝で第2シードの
C・ルード(ノルウェー)、準決勝で同27位の
K・ハチャノフを下し決勝に駒を進めた。
同じ21歳で世界ランク2位のアルカラスとの顔合わせとなった決勝戦の第1セット、ルーネは両者1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークを接戦の末にものにし先行する。
続く第2セット、ルーネはサービス時に65パーセントの確率でポイントを獲得し4度のブレークポイントを全てしのぐと、リターンゲームでは2度のブレークに成功。メディカルタイムアウトを取得するなどコンディションを万全にすることができなかったアルカラスに対し、1時間40分でストレート勝ちを収め優勝を決めた。
ルーネがツアー大会で優勝するのは2023年4月のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)以来、約2年ぶり5度目となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のルーネのコメントを掲載している。
「本当に素晴らしい試合だった。本当に感謝している。カルロス(アルカラス)は確実にトップレベルのテニスをするから最初は少し緊張していた。呼吸を整えて自分のリズムをつかむのに必死だった。でも、彼にブレークされてからはより試合に集中して自分のテニスができた。第1セットは大接戦だったから、取って勢いに乗ることがとても重要だった。本当に誇りに思う」
一方、敗れたアルカラスはツアー大会19度目の制覇とはならず準優勝となった。
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