女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)は19日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク24位の
J・オスタペンコ(ラトビア)が第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)を6-3, 3-6, 6-2のフルセットで破り、初のベスト4進出を果たした。オスタペンコはこれでシフィオンテクに対して6連勝を飾った。
>>【動画】世界2位シフィオンテク 天敵に6連敗、オスタペンコ勝利の瞬間!<<27歳のオスタペンコが同大会に出場するのは3年連続7度目。最高成績は2018年のベスト8となっていた。
今大会は世界ランク46位の
D・ヤストレムスカ(ウクライナ)の途中棄権により初戦を突破すると、2回戦で第7シードの
E・ナバロ(アメリカ)を下し準々決勝に駒を進めた。
準々決勝では23歳で世界ランク2位のシフィオンテクと対戦。オスタペンコはシフィオンテクを得意としており、過去5度の顔合わせで5戦全勝。ただし、これまでシフィオンテクが最も強さを誇っているクレーコートでの対戦は1度もなく、今回6度目の顔合わせにして初めてクレーコートでの対戦となった。
準々決勝の第1セット、これまでの対戦同様オスタペンコは強打で押し込み一気にゲームカウント5-1とリードするなど主導権を握り先行する。
第2セットはシフィオンテクに2度のブレークを許し1セットオールに追いつかれたオスタペンコだったが、ファイナルセットでは第2ゲームで先にブレークに成功。その後シフィオンテクにブレークを与えなかったオスタペンコは第8ゲームで2度目のブレークを奪い、2時間7分でシフィオンテクに対して6連勝を飾った。
ツアー初優勝は2017年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)だったオスタペンコだが、同大会以降に決勝進出を果たした13大会はハードコート(優勝5回、準優勝5回)、もしくは芝コート(優勝2回、準優勝1回)となっており、クレーコートでは約8年間決勝にも進出できていない。
そのオスタペンコが全仏オープンで4度の優勝を誇るシフィオンテクに対しクレーコートでも勝利できるか注目されていたが、連勝を伸ばす結果となった。
公式プロフィールでも好きなサーフェスはハードコートと芝コートとしているオスタペンコだが、試合後のオンコートインタビューでは「彼女(シフィオンテク)は素晴らしいクレーコートの選手だけど、知っての通り私も全仏オープンで優勝してるの。だから私にも同じことが言えるわ」としたり顔で語った。
また、インタビュアーに「シフィオンテクがあなたとの対戦を嫌がっているのか、あなたがシフィオンテクと対戦するのが好きなのか」と問われると「両方だと思う」と笑みを浮かべながら口にした。
勝利したオスタペンコは準決勝で世界ランク22位の
E・アレクサンドロワと対戦する。アレクサンドロワは準々決勝で第3シードの
J・ペグラ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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