男子テニスの楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)は最終日の9日、シングルス決勝戦が行われ、第6シードの
N・キリオス(オーストラリア)が第5シードの
D・ゴファン(ベルギー)を4-6, 6-3, 7-5の逆転で下して大会初、ATP500大会初、さらに今季3度目の優勝を果たした。
>>楽天OP本戦対戦表<<初対戦となったこの試合、両者サービスキープが続く中、強烈なサービスと鋭いショットで攻め込むキリオスだったが、第7ゲームでゴファンにブレークを許し第1セットを落とす。
しかし、第2セットでは第4ゲームでブレークに成功すると勢いに乗り、勝敗をファイナルセットへ持ちこむ。
ファイナルセットでは、両者一歩も譲らずサービスキープが続く中、第11ゲームでチャンスをものにしブレークに成功したキリオスは、続く第12ゲームを取りきり、勝利を手にした。
現在21歳のキリオスは今大会、1回戦で予選勝者の
R・ハリソン(アメリカ)、2回戦で
R・シュティエパネック(チェコ共和国)、準々決勝で
G・ミュラー(ルクセンブルグ)、準決勝で第2シードの
G・モンフィス(フランス)を下し、1セットも落とさずに決勝まで駒を進めていた。
今季は2月のオープン13(フランス/マルセイユ、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾り、8月のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)で2勝目をあげた。
一方、敗れたゴファンはキャリア通算2勝を誇るも今季は未だタイトル獲得には至っておらず、今回は昨年のスイス・オープン(スイス/グシュタード、レッド クレー、ATP250)以来の決勝進出となったが惜しくも準優勝に終わった。
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