テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝戦が行われ、第2シードの
A・ケルバー(ドイツ)が第10シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)を6-3, 4-6, 6-4のフルセットで下して大会初優勝を飾ると同時に、四大大会2勝目をあげた。さらに、12日に発表される世界ランキングでは
S・ウィリアムズ(アメリカ)を抜いて1位へ浮上することが確定している。
>>全米オープン対戦表<<決勝戦、第1セットの第1ゲームでブレークに成功する好スタートを切ったケルバーが、このセットを40分で先取。
第2セットはプリスコバの強打に押されてセットカウント1-1とするも、再び息を吹き返したケルバーがファイナルセットで2度ブレークし、粘るプリスコバを振り切った。
今シーズンのケルバーは好調で、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)でグランドスラム初優勝。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は初戦で敗退するも、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)では準優勝を飾った。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)でも決勝進出を果たしたが、
M・プイグ(プエルトリコ)に敗れて銀メダルに甘んじた。
一方、準優勝プリスコバは準決勝で第1シードのセリーナを破り、グランドスラム初の決勝進出を果たしていた。
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