テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)は第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-4, 5-7, 4-6, 2-6の逆転で敗れ、2年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。
>>全米オープン対戦表<<>>錦織vsワウリンカ1ポイント速報<<第1セット、錦織は第5ゲームでブレークする好スタートを切り、最後はサービスエースを決めてセットカウント1-0とする。
第2セットも第1ゲームでワウリンカのサービスゲームを破った錦織が主導権を握るかと思われたが、第12ゲームでこのセット2度目のブレークを許し、セットカウント1-1に追いつかれる。
第3セットは先にブレークを許した錦織が第7ゲームでブレークバック。しかし、第12ゲームでワウリンカの強打に押されてサービスゲームを落とし、崖っぷちに立たされる。
そして、第4セットに入ると勢いを失い、第2・第6・第8ゲームでブレークを許して準決勝で力尽きた。
両者は今回が6度目の対戦で、錦織から2勝4敗。
今大会は、準々決勝で第2シードの
A・マレー(英国)をフルセットで下してベスト4へ駒を進めていた。
全米オープンは2014年にグランドスラム初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝。2015年は1回戦で
B・ペール(フランス)にフルセットで敗れた。
一方、全米オープンで初の決勝進出を果たしたワウリンカは、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と優勝を争う。ジョコビッチは準決勝で第10シードの
G・モンフィス(フランス)を6-3, 6-2, 3-6, 6-2で下しての勝ち上がり。
31歳のワウリンカは、これまで14大会で優勝。グランドスラムは2014年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)で四大大会初優勝、2015年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)では2勝目をあげた。
今大会ではグランドスラム3度目のタイトル獲得を狙う。
【錦織vsワウリンカ 対戦成績】<2016年>
全米オープン準決勝 S・ワウリンカ 4-6, 7-5, 6-4, 6-2 錦織圭
ロジャーズ・カップ準決勝 錦織圭 7-6 (8-6), 6-1 S・ワウリンカ
<2015年>
全豪オープン準々決勝 S・ワウリンカ 6-3, 6-4, 7-6 (8-6) 錦織圭
<2014年>
全米オープン準々決勝 錦織圭 3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4 S・ワウリンカ
<2012年>
W&Sオープン3回戦 S・ワウリンカ 6-3, 6-3 錦織圭
アルゼンチン・オープン準々決勝 S・ワウリンカ 6-4, 6-2 錦織圭
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