テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした第6シードの
錦織圭(日本)が、試合後の会見で「今日の試合は、すごく良かった。満足しています」と手応えを感じていた。
>>全米オープン対戦表<<第21シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)と対戦した錦織は、自身のサービスゲームで1度もブレークを許さず、ファーストサービスが入った時に84パーセントの高い確率でポイントを獲得し「ファーストを入れておけば、なんとかなるかなというところもあった」と4回戦を振り返った。
今大会の1回戦で全米オープン最多61本のサービスエースを記録した211センチの長身カルロビッチに、この日は21本決められたが、鋭いリターンで対抗して2度のブレークに成功。
錦織は「簡単ではないですし、サーブを読むのは賭けみたいなところもある。それが当たれば、リターンを沈めてポイントを取ることが出来た。今日は思うように全ていってくれた。リターンがすごく良かったので、それが今日の試合で1番良いところだと思います」と勝因はリターンだったことを明かした。
今大会の1・2・3回戦は1セットを落とす苦しい展開を強いられていたが、この日はストレート勝ちをおさめ「3セットで終えられてよかった。またセットを取るのは大変なので」と安堵の表情を見せた。
準々決勝では、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で金メダルを獲得した第2シードの
A・マレー(英国)と第22シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)の勝者と対戦する。
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