テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)が第21シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)を6-3, 6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下し、2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<この日、211センチの長身から繰り出すカルロビッチの強烈なサービスに、錦織は鋭いリターンで対応し、第4ゲームで鮮やかなロブやパッシングショットを決めてブレークに成功。その後は得意のストローク戦に加え、サーブ・アンド・ボレーを決めるなどで、このセットを先取する。
第2セットに入っても錦織の勢いは止まらず、第1ゲームでカルロビッチのサービスゲームを破る好スタート切り、リードを守って2セットアップとした。
第3セットは両者のサービスキープが続けてタイブレークへ突入し、序盤でポイントを連取した錦織が主導権を握り、勝利を手にした。
準々決勝では、リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で金メダルを獲得した第2シードの
A・マレー(英国)と第22シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)の勝者と対戦する。
全米オープンで錦織は2014年にグランドスラム初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝。2015年は1回戦で
B・ペール(フランス)にフルセットで敗れた。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)では銅メダルを獲得し、その後W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に出場したが3回戦で敗退した。
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